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限界費用ゼロを分かりやすく解説

限界費用ゼロシリーズ その1】

 

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限界費用ゼロって聞いたことありますか?

いかにもインテリワードですね。

この記事では、限界費用ゼロとは何かを雑談ネタとして解説します。

 

限界費用がある場合とない場合

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限界費用というのは経済ワードです。

それは、モノを1個つくるときのコストのことを指します。この中に固定費は含まれていません。

例えば、ポテチを作るのには工場が必要です。通常、工場を立てるためには建物や生産設備の費用が発生しますね。

そのうえで、ポテチを1個つくるのに1個分の費用が発生します。当たり前の話ですね。

 

この工場を立てた費用とは別で、ポテチを1個作るのに必要な費用のことを"限界費用"と言います。

もっというと、ポテチ1個を消費者に届けるまでの物流コストや小売店がとっていくマージンなんかも限界費用に含まれます。

 

では限界費用ゼロとは何かというと、言葉の通りポテチ1個を追加で作る費用がゼロであることを意味しています。

現代社会では限界費用はゼロに近づき続けており、いつかはすべてのものが無料で共有されている世の中が来ると言われています。

 

なぜ、限界費用はゼロに近づいてるのか

本当にそんな世の中が来るの?と疑問に思いますよね?

ただどうやら、これは資本主義の宿命だそうです。

下の図を見てください。資本主義経済では、企業競争の中で常にコストが下がり続けていくんです。 

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 資本主義社会では、だれもが自由に経済活動に参加することが出来ます。

そして、より良い製品を消費者が選択することもできます。

そうすると、「同じ品質であれば、より安いものが選ばれる」というのは誰もが納得ですよね。

 

工業化が始まって以来、新しいテクノロジーが誕生し、常に人類の生産性は高まり続けてきました。

つまり、常にモノを作るためのコストが下がり続けてきたのです。

昔は数千万円したコンピュータが、今では5万円も出せば購入することができると考えると不思議じゃないですよね。

 

というわけで、資本主義を前提に経済活動を行っていると、自然と限界費用がゼロに近づき続けるのが必然ということになります。

 

本当に限界費用はゼロになるの?

ゼロっていうのはオオゲサでしょって疑っちゃいますが、実はもうすでに一部の業界では限界費用は、ほぼゼロになっています。

 

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例えばKindleで読む書籍は電子データなので、私が1冊購入しても売り手のコストは発生してませんね。

著者が執筆するための労働コストは固定費です。

1冊追加するにあたり、単純な紙の印刷費用だけでなく物流コストさえ発生していません。

費用が掛かっているのはWebサイトを運営するコストだけです。このコストは私が購入した本1冊としては、ほぼゼロに近いと思われますね。

その意味で、すでに限界費用がゼロになっているモノやサービスというのはすでに存在していることが分かります。

 

 

限界費用ゼロ化が進むと

このように限界費用ゼロで生産できるようになると社会の構造が変わっていくようです。

資本主義によって生産性が最高潮に達すると、そこには資本主義とは別の枠組みの社会が生まれるというものです。

 

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その先にあるという言われている社会は、協賛型コモンズと言います。

いわゆる、シェアリングエコノミーですね。

限界費用がゼロに近づくと、モノをシェアすることが容易になります。すでにインターネットによってコミュニケーションのコストがゼロに近づいているので、車や衣類をシェアするということは、20年前よりもはるかに容易になりました。

 

今後は、資本主義社会の中心であった生産 → 所有という経済活動は縮小する可能性があります。

代わって対等するのが共有する社会です。何かを所有する必要はなく、必要な時に必要なだけ利用するという形が一般化します。

車のシェアサービスを考えると分かりやすいですね。
もう都会では車を所有するよりシェアする方が、コストが大幅に安いです。

なぜなら、シェアすることの限界費用は極めてゼロに近いからです。

 

これから注目すべきポイント

まだまだ所有の文化で暮らしている私たちにとって、協賛型コモンズという社会の到来を想像することが難しいですね。

少しでも未来を見通す力をつけたければ、注目すべきはIoTだそうですよ。

 

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IoTが今後社会に実装されていくにつれ、多くのものが限界費用はゼロに近づいていくそうです。

この点については、別記事で解説しようと思います。

 

限界費用ゼロの解説は以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

限界費用ゼロに詳しくなりたければ

以下の本を読んでみてください。

この記事も、この本を参考に記載しています。